にっきもどき。

ちんぽから社会問題まで広く扱いますが日記らしい日記はひとつもないらしいです。現場からは以上です。

トイレに貼ってある注意書きからわかる民度

今、街の中はトイレで溢れかえっているといっても過言ではない。

 

というか実際溢れかえっている。トイレ先進国だよ日本は。

 

駅構内、コンビニ、ショッピングモールから小さなスーパー、電気屋や飲食店と外出先にはもれなくトイレがあるおかげで今日も漏れなくてすんでいる。そうじゃなかったら多分漏らして死んでいる。

 

他にも、郊外の大型公園はもちろん近所の小さな公園ですら、トイレが設置している場合もある。中には絶望的に汚くて、飛行タイプの虫が飛び交ってとても緊張感のある空間を演出してくれるが、それでもトイレットペーパーがしっかり用意されていると誰かが管理してるんだな。と感心する。

 

でも都会のコンビニはトイレ貸してくれないじゃん!って思う方も居ると思いますが、最近はわりとかしてくれます。貸してくれない店舗は、設備上の問題があったり、店舗のオーナーさんの判断で独自に禁止してる場合があるそうです。この記事に書いてました。

 

biz-journal.jp

 

それらの事情を踏まえたとしても街にはやっぱり沢山トイレがあって私達は日常の中でおそらく無意識的に利用するトイレを選んでいます。有効便所倍率は1を上回っている状態がおそらくこれからもずっと続くでしょう。

 

 

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有効便所倍率とは、国民の数に対して使用できるトイレの数(またはニーズ、利用価値)がいくらあるかの数値です。1を上回っている場合は、トイレが足りている状態で、1を下回ってる場合は、トイレが足りていない状態を指します。

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野外音楽フェスや花火大会など人がたくさん集まる場合は、元々用意されている据え置きのトイレでは、有効便所倍率が1を下回ることが予想されるために、主催者側は仮設のトイレを用意します。これはその日の為に用意されたものであり、イベントが終わると撤去されます。

 

イベント会場では、女性トイレはどうしてもその性質上長蛇の列ができますが、男性トイレは回転率が高くそれほど混んでいる状態をみたことはありません。この場合は、男性トイレの有効便所倍率は1を上回っており、女性トイレは1を下回っていることがわかります。

 

男女ともに下回っている場合は、便所リテラシーが低い主催者であることがわかり、あまりの便意に耐えかねた人々が近隣の施設にトイレを借りに行ったりとイベント自体に大きな傷跡を残す可能性があります。場合によっては翌年の開催が危ぶまれることがあるので、イベントの内容だけではなく、トイレの数についても真剣に考えていただきたい。

 

トイレが少ないことが予見されるとおもらしの危険性がある。せっかく楽しみに来てるのに、トイレばっかりが気になる。気になりすぎてイベントに集中できず、むしろ意識したせいでそっちに気が散ってしまい、不完全燃焼で終わる。それはあまりにも危険過ぎる。

 

そういう危険を避けるためにも、トイレ行きたくなるからビールを呑み過ぎないように気をつけている!一回いったら止まらないんだよ!分かってますか!?俺の中の悪魔が囁くんだよ。

 

カイジくん、へたっぴさん…!膀胱の開放の仕方がわかってないねぇ…」

 

「ずいぶん・・・苦しそうじゃねえか・・・?あ・・・・・吐き出せっ…!そんなに苦しきゃ、吐き出せっ……!おまえが喰らってきた…ビールの........チューハイのっ!…日本酒の…膀胱…尿道…そのすべて…吐き出せっ…!」

 

「今なら出るっ…!今、振れば…出るっ…!今、振れば……おしっこが…!出るっ…!!!」

 

じょぼじょぼじょぼ~ぐにゃ~~

 

ふぅ。

 

つまりそれだけトイレが充実した環境の中では、よりキレイなトイレが選ばれて、汚いトイレはよほどじゃない限り使用を避けるということです。

 

数年、大阪メトロではトイレの改装工事が進んでおり、あのきっっっったない絶望的なトイレから「ようおこしトイレ」という名のもとにとんでもなくキレイなトイレに変わってます。

 

osaka-subway.com

 

駅のトイレはその利用者の多さからやはり清潔が好まれるようで、利用する側の人間もきれいなトイレだとちゃんと使おうという気持ちがでますよね。そして、それはトイレ内に貼られている注意書きにも影響を及ぼします。

 

「北風と太陽」という話はご存知でしょうか。

 

イソップ童話の一つで、ある時北風と太陽が勝負を行います。内容は、旅人のコートを脱がした方が勝ち。北風はそれはすごい風を吹かせてコートを剥ぎ取ろうとしますが、旅人は吹き飛ばされないようにコートを抑え阻止します。それをみた太陽は、その暖かさを活かして気温をドンドン上げて、旅人は自らコートを脱いでしまう。

 

古典的な話ではありますが、物事に対して強制的に行わせるのと、自発的に行動させるように促す対比を書いた物語です。

 

トイレにもその教訓が活かされており、トイレ内の掲示物にそれは現れています。

 

キレイなトイレの注意書きは「いつもキレイにご利用いただきありがとうございます。」といった利用者に対する肯定的な意見が多く、逆に汚いトイレには「トイレは、多くの方が使用する場所です。落書きやゴミ捨てなどといった迷惑行為はお止めください。見つけ次第、警察に通報させていただきます」といった否定的な意見が多いです。

 

これはトイレの新旧ではなく、清潔が行き届いているかに準じます。

 

実際みなさんもトイレに行く際は、注意深く観察していただきたいですが清潔なトイレは1日に何回もトイレ掃除が行われています。

 

なぜならどうしても汚れてしまうからです。

 

はぁ?何いってんだこのデコ助が?

 

お、落ち着いてくだあい。

 

 

清潔さとはイメージです。そして、日本人めちゃくちゃイメージに弱い。みんながやってることを真似るという性質から、世間から逸脱することを恐れます。

 

なので「いつもキレイにご利用いただきありがとうございます。」なんて言われた日には「お、今日は便器からはみ出さないように気をつけちゃおうかなっ」と思うわけです。

 

ただ、そうは思っても年季が入ってくるとどうしても外してしまうこともあるでしょう。なので、こまめに掃除をすることによって名実共に清潔なトイレを手に入れるわけです。

 

これが、めちゃくちゃ汚いトイレに「いつもキレイにご利用いただきありがとうございます。」って書かれていたら即Twitter上げられて「ふん、きたねぇトイレだ」とかいって炎上させられます。そうならないためにもすぐに洗浄してください。

 

こういった理由からトイレがきれいな店舗は圧倒的に選ばれやすいという答えが導き出されます。

 

「今日はお腹が痛くなりそうだ。もし買い物途中に便意に襲われた時、あの店でうんこするのは嫌だからあっちにいこう」

 

こういうことです。

 

トイレは最も汚れやすい場所なので、ぜひ経営者のみなさんにはトイレリテラシーを高く持っていただきたいものですね。

 

しかし、世の中にはとんでもない人間がいます。トイレにトイレットペーパー以外のものを流す人がいます。こういう人のせいでトイレが使用不可になり、パンツをぐっしょり涙で濡らすことになるので、絶対やらないでくれ。まじで。こういうやつな。

 

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ぜひ現行犯で逮捕してください。

 

 

fin