にっきもどき。

ちんぽから社会問題まで広く扱いますが日記らしい日記はひとつもないらしいです。現場からは以上です。

君は月化粧なんば店のペッパーくんを知っているかい?

突然、上から目線の質問すいません。

三度の飯より君が好き、はるぎくこです。

 

さっそくですがどうです?ピンときてますか?

え?なんのことだって?いやいや、お客さんそりゃないですよ。

 

「月化粧なんば店」「ペッパーくん」

 

この2つでピンときてますか?ってことですよ

 

……

………

 

なんと…誰もピンときていない。

 

はい。

ということでこの2つの共通点ですが、

実は月化粧なんば店の店頭にペッパーくんが2体いるんです。

そしてこのペッパーくん、実はすごい遊び心があるんです。お店の人に

 

これは2017年~2018年に僕が撮った月化粧なんば店のペッパーくんです。

それを早速皆さんに見てもらうと思います。

 

ここで突然ですが、両方そもそも知らないよって方向けの説明です。

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【月化粧】

大阪の新名物。しっとりなめらかな口溶けで食べた人の心を掴んで離さない。

なんば店では、なんと出来たてを熱いお茶と一緒に食べることもできる。最&高

www.shofuan-shop.com

【ペッパーくん】

人の感情を認識する世界初の量産型人型ロボット。

2018年に8割の企業がもういらないという衝撃的なニュースが走ったが

未だ街なかに顕在している。

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 おっとすいません。

みなさんが、説明を読んでいる間ペッパーくんとともに休んでいました。

人はこれを休憩と呼ぶのか。と問われれば口を濁さずには居られない状況ではございますが、それでも休憩してました。これが彼らとの出会いでした。

 

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ちなみにもう一体は、上目遣いでこっちを見てました。

 

このときはただただ「あぁペッパーくんが2体いるな。」くらいの気持ちでした。

 

 

 

そしてがこれが次に出会った時です。

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頭にかぶっているのは全く何かわからないですが、上半身はピエロ、下半身はかぼちゃと完全に意識しちゃってますよね…ハロウィン。

この時点では、今回たまたまコスプレしているだけなのか、それとも今後も続くのが判断がつかなかったのですが、それも次出会った時に確信に変わりました。

 

それがこれです。

 

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サンタとトナカイ。

これ完全にやっちゃってますね。継続の意思ありです。

前回のハロウィンが10/20撮影、クリスマス仕様は12/2撮影なので

シーズンと言うよりイベントに合わせてコスプレをしていく可能性が高い。

これは年明けが楽しみだなとそう思わざるおえない、そういう気持ち。

 

そして年明け。2018年になりました。

 

あけましておめでとうございます

 

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今年は戌年です。獅子舞と干支。実にお正月。

「ちょっとお客さん!親戚の家に行くんですか?手土産、忘れてないですかね」

なんて声が聞こえてきそうです。

 

実際のペッパーくんは「太平サブローさんのCMでおなじみのミルク饅頭月化粧はいかがですか?」的なことを喋っています。なんばは関西国際空港からのアクセスもいいので、観光客向けに中国語でも呼びかけをしているのですが、そこでも太平サブローの名前を出しているのかは不明です。

 

さて、正月の次のイベントと言えばなんですか?

 

入学式?いやいや、まだありますよ!

卒業式?もうちょっとさかのぼって!

 

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はいそうですね!節分ですね!

ほぼやってることはアシュラマンと何ら変わりない出で立ちですが、

ペッパーくんです。鬼とおたふくとペッパーくんです。

 

そしてしばらくするとまた犬に戻ってました。

よく見ると奥にいるペッパーくんも犬の出で立ち残ってるんですよ。

 

なので、基本オフシーズン(なにもないとき)は干支またはプレーン、イベントごとがあるときはそれに合わせてコスプレするという形ができあがってきました。

 

そして、3月、4月、5月…これが写真がないので、6月に飛びます。

 

さて、みなさん6月といえばなんですか?

 

そうですね。梅雨。ジメジメして嫌ですよね。

そんな中、そんな状況も楽しんじゃおうと言わんばかりのペッパーくん、登場です!

 

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やだ~~~とってもかわいい~~!カエルさん~~~♡♡♡

水玉模様が映えますね!

 

そして季節は夏。

みなさん、これが最後になるんですがいったいどんなコスプレをしているか

当ててみませんか?

 

夏です!夏といえば…

… 

 

……

 

………

 

……………

 

………………

 

ジャカジャカ~………

 

ジャカジャカジャカジャーン…!!!!

 

 

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甚平~~~!デジタル甥っ子みたいでかわいい~~(錯乱

 

 虫かごも麦わら帽子も季節感出してますね!

夏で電源が落ちないように設置されている扇風機も季節感出てて最高!

 

そして季節はめぐりまたハロウィンへ…

 

このとき、ペッパーくんのコスプレが一周したことを見守って撮影を終えました。

どうでしたか?量産型人型ロボットペッパーくんもここまで来ると個性生まれません?

え?春のペッパーくんはどんな服装してるのかって?

それはぜひ、あなたの目で確かめてください。 

 

今みなさんの心の声が聞こえてきます。

 

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ステイホーム、今外出を我慢して各自お家時間を過ごしていると思います。

きっと皆さん大変な日々を過ごしているのかと思います。

不要不急の外出ができるようになったらぜひ、大阪はなんばへ遊びに来てください。

きっと2体の素敵なペッパーくんがあなたをお出迎えしてくれますよ。

 

 

それではまた今度!

 

fin

 

男の子と女の子

こんばんわ。はるぎくこです。

 

これは先日書いたnoteの記事です。

[http:// :title]

 

まぁそんなことはいいんですよ。

 

最近どうですか、みなさん。

 

アウトプットしてますか?

 

冬ってやっぱり寒いから何かと行動に移すのが億劫になりがちじゃないっすか。それに外に行くってしても新型コロナが流行ってますから不用意な外出は避けたいですしそうなると、ついついこたつでぬくぬくアマプラやネトフリ、Hulu三昧になりがちじゃないですか?となると、もうインプット三昧ですよね。

 

僕もここ最近は、朝気力を振り絞って朝から銭湯に行ってサウナと水風呂でととのえてからあとは、もう家でだらだらする所業です。もーね、「ダンベル何キロ持てる?」が面白くて。もうそれだけで生きていけるわー。金もかからないし、家でできる娯楽さいこー☆なわけです。

 

かぁ~~~~~~嘆かわしい!!!!

 

 

さっき貼ったnoteの記事を書いてた頃の自分はどこに行ったんだと。車でUSJ入ろうとして駐車料金高すぎて、受付の人に謝って出してもらった頃の情熱を取り戻せよ!

 

 

はい。てことで、先日会社で勉強会に出たんです。その共有というか僕がその時からずっと大真面目に考えていることを今日はお伝えしたいと思います。

 

 勉強会の内容は、男性脳型と女性脳型について。これら2つにはものの考え方や捉え方に特徴があって男性脳型は論理的思考に強いこだわりを持ち、全体の素案を考えるのは得意だが、細かい部分はこだわらない傾向があり、女性脳型は、自分の感性をもとに行動、思考が働き、細かい部分のディテールに強くこだわる傾向がある。

 

男性脳型は、右脳左脳とオンオフスイッチして使い分け、女性脳型は右脳左脳を組み合わせて使い、脳みその構造的には女性脳型の方がより複雑で高度なことをやっているらしい。これらは生物学的に分離されるものではなく、男性女性ともにそれぞれの思考を持ち、ケースバイケースで使い分ける人もいれば、典型的な男性脳型、女性脳型の思考を持つ人もいるそうで、なかなか興味深い内容だった。

 

実際内容自体もとても充実しており、1時間の勉強会はあっという間に過ぎていった。その日の帰り道、ふと勉強会を思い出したときに、最初のワークを思い出した。それは幼稚園児が描いたであろう2枚の絵が映し出され、これを描いた人物の生物を直感的に当てるクイズだった。1つは水槽に数匹エビが入ってるだけの簡素な絵で、もう1つは真ん中に女の子が立っていてその両隣にエビが直立不動で立っていて、空には太陽、星、虹が出ていて、地面には花が咲いてるカラフルでなんともファンシーな絵だった。

 

もちろん前者が男の子で、後者が女の子。誰が見たってひと目で分かるそんな絵だった。僕はその時、今伝えたような視覚的な情報で男女の違いを理解したんです。実際に講師の人に「女性の絵はどっちだと思う?」と他の社員が当てられて上記で言ったようなこと答えてた。その後僕も講師の人に当てられて「じゃあ男性の絵はどのあたりが男性っぽいかな」と言われて、「え、そうですね。直感的に男の描く絵だなと思ったというか…見たままのことを直感的に描いたというか…」と曖昧ななんとも言えない回答をして「なるほど。写実的だということだね」と返されてしまいちょっと恥ずかしかったんですよね。

 

でも実際は、全然別のことを思ってて、頑張ってちゃんと答えようとした結果、ステレオイメージだけの上辺だけで会話した挙げ句言葉に詰まって恥かいちゃったなと後悔したんですよね。

 

やっぱもっとエッジの効いたかつ、研修を邪魔しない程度の一言言いたかったなって。

 

ここからは絵があったほうがよりわかりやすいのでそのときに絵を思い出して、ある程度わかりやすいように表記しました。 

 

 まず、男の子が描いた水槽にエビがいるだけの絵ですがこれです。

 

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どうでしょう?


どう考えても支配欲にまみれた豚であることは一目瞭然ですよね。

 


本来自然界に住むべき生き物をあえて、水槽に入れることで「自分はエビより偉い人間様なんだぞ」という傲慢さ、人の業が伺えます。水槽の中身も別に石や海藻などがあるわけでもなく、ただただ水、多分塩水。そして申し訳無さ程度に設置されたエアポンプも実に男性らしい。興味がないものに関してはすっごい適当って感じがね。どうせこの水槽も昔mixiあったアクアリウムのゲームに好きだった子がハマってて、「俺んち来たらグッピーもいるしどう?来ない?」って誘ってみたら「いや、ゲームでいいわ」ってバッサリ切られて以来、実家の押し入れにしまっていたものなんですよね。それで友達と海の見える街に旅行に行った時に、土産屋にあったエビの養殖セットをノリで買ってしまって「まぁ、とりあえずやってみるか。増えすぎたら売れば金にもなるし」くらいの気持ちでエビを水槽に入れた時の水槽ですね。

 

で、このあとネットで色々調べてるうちに「なになに…エビの養殖は難易度が高く、副業にはおすすめしません…まじか」といったん絶望し、結局めちゃくちゃエビの養殖にハマってしまい、部屋がエビの水槽だらけになるけど対して儲けはない。ところまでがワンセットですね。


いきあたりばったりのどうしようもないクズでカスな自分のこだわりだけは捨てられない欲望の化身な一面がこの絵からは読み取れます。

 

 

 


では一方女の子が書いた絵はどうでしょうか。こちらその作品です。

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ファンシーな世界観、素敵ですよね。エビも人間と並列で描かれてますから。
皆が平等で女性の優しさが垣間見えるいい絵だなんて思っていませんか?

 

 

 

 あなた、騙されてますよ?

 

 

 

 

まず見てください。真ん中はだれですか?女性ですよね。このことから、結局主役は自分だと。真ん中でかわいい服着て…カラフルなボタンに丸襟シャツに身を包み…きぃぃぃぃぃぃ!嘆かわしい!目元のほくろが完全に誘惑してます!けしからん!!

 


そして、みて下さい。エビ、完全に裸ですよね…ここまでの世界観、ディテールにこだわる彼女ならば服を着させてもいいと思うんです。なぜそれをしないか…やはり、エビは人間より劣る下等生物であると見下しているんですよ!!!!!!!

 

エビに着せる服はない。この笑顔の裏にはこういう言葉が隠されています。

 

性根カスミは人気ドラマシリーズ「サクサク衣」の主演女優だった。「サクサク衣」は原作がエロ漫画で、小料理屋を営む美人女将の櫻井あけみは、ひょんなことからサキュバスになってしまい、ひたすら淫夢を貪る話なのだが、ドラマ化するに当たり改変が行われて、サキュバス設定はそのままに、お店に来たお客さんの悩みを天ぷらにして解決することで性欲を満たしてるという全く意味のわからない作品なのだが、その改変ぶりが逆に人気を産み今年でシリーズ10作目のご長寿ドラマとなった。性根カスミはめちゃくちゃ性格が悪いことで有名だが、誰もが羨む美貌と確かな演技力でこのシリーズの三代目主役としてシリーズの5~9まであけみ役を演じ、世間から人気を博していた。しかし、今クールより、主役が今大人気の新人女優赤井エビコに変更になり、カスミは才能に嫉妬に狂っていた。

 

この子さえ、この子さえ居なければ…わたしはまだあけみで入れれたのに…

 

~楽屋~

 

エビ「あれ…ない…」

一日の撮影を終え、衣装から私服に着替えようとしていたエビコだったが、どこにも服がない。お気に入りの服だったのに…スタッフさんが衣装と間違えてどこかに持って行っちゃったのかな…マネージャーに電話しようもカバンもないので携帯もない。

 

カスミ「あらエビコちゃんどうしたの」

 

楽屋のロッカールームから突如ぬるりとカスミが現れた。体をぐねぐねと揺らしながら、まるで関節の外れた猿のようなその動きは人間とは思えなかった。目も完全に逝っちゃってるし人気女優ともなると、こういったプライベートは化け物じみた挙動になるのだろうか…この人が犯人だ。一発でわかった。恐ろしくて声が出ない。

 

カスミ「あなたの衣装?ないわよそんなもの。エビにフリルは似合わない。そうでしょう?」

 

カスミは一人喋り続ける。怒りがこみ上げてくるが、冷静を保つためにゆっくり深呼吸する。冷静に、冷静に喋ろう。カスミを見つめて、「どうしたんですか?カスミさん」そう言おう。

 

「何?その目。」

 

しまった、睨んでしまった。穏便に済ましたいはずなのに、つい力が入ってしまった。

 

カスミ「気に食わないわ…すっかり天狗ね。」

 

人気女優は一人で喋り続ける。その時のわたしは蛇に睨まれた蛙だった。完全に固まってしまったわたしはただ震えることしかできなかった。そして彼女はひとり続ける。

 

カスミ「いいわ…あなた服がなくて困ってるんでしょう?フリルの代わりに衣でも着せてあげるわ、、黄金色のね!!!!」

 

なんて感じで襲いかかってきてもおかしくない憎悪が伺えます。

 

それに、赤いチューリップの花言葉は「真実の愛」なわけでつまりこれ、完全に匂わせですよね。この絵を見た本人だけがわかるようなメッセージが隠されてるわけです。この女、本当に幼稚園児か?これです。女性は生まれたときからやっぱ大人なんですよね。感性が違う、いや、完成度が違う。

 

それでも僕たちはおなじ人間。男の子と女の子。性別という唯一無二の絶対的な垣根を超えて共存する我々に、違いはあるのでしょうか。海老の絵1つとっても全然違うけれど、結局の所、違うを長所と短所で分けてそれを補って生きていく。それでいいじゃないですか。

 

男性だとか女性だとかそういうことじゃないんですよ!!!人ってのは!人ってのはよぉ!!!違っていいじゃねぇか!!!!認めていこうぜ…生命を、反映を、現実を、未来をよぉ!!!!!!!!!!!!!

 

 

って誰がそういう話してんだよ!!!論点のすり替えはやめろおおおお!!!!!!

 

うああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

ふぅ。つい熱くなってしまいました。

 

 

 

 

まぁこれくらいの熱量で、研修に挑むべきでしたね。そしてこの熱量を持ってもう一度あの時に戻るんです。戻ってまたあの質問が来るんですよ。

 

 

 

 「じゃあ男性の絵はどのあたりが男性っぽいかな」って。

 

 

 

そしたら僕はこう答えます。

 

 

 

 

「実に写実的です。」ってね。

 

 

 

fin

メントスコーラと折り紙

ファッションはリバイバルの世界で、何年か周期で流行りが一周するらしい。確かにここ数年はスポーツミックススタイルと呼ばれる普段着にスポーツアイテムを取り入れるのが流行っていて、ハイテクスニーカーやトラックパンツを身に着けた人が街中にあふれている。これはまさしく昔流行ったエアマックのリバイバルじゃん!って感じでやっと腹落ちしている。

 

昔のものがそのまま流行る!という行為自体もまぁある話だが、その大半は昔よりパワーアップして帰ってくることが原則とされている。解散したバンドが復活しても「昔の曲やってくれ~~~!」の時期を過ぎたら、きっと飽きられて新曲をやらないと勝手にまた美化されたアルバムに放り込まれてしまうし、新しくなること自体に罪はないわけだから、以下にそのコンテンツを飽きさせずに高みに向かって消化し続けるかがすごい大切なのだと思う。

 

さてさて、そんな中いつまでもキッズたちの心を離して逃さないキラーコンテンツがある。それがメントスコーラだ。これはとてもシンプルな仕組みで、開けたばかりのコカコーラの中にメントスを打ち込むと中で化学反応が落ちて泡が噴射するという仕組みだ。

 

これがまぁすごい。すんごい噴射する。もうなんていうんだろう。親が見たら食べ物を粗末にするな!ってげんこつ付きで怒られるくらい出る。そんなメントスコーラはTwitterYou Tubeで掃いて捨てるほど動画が上がっている。

 

インターネット界のキラーコンテンツとして、日々YouTuberが模索し、実行して、動画を上げ、検証するとPDCAサイクルを回している。回してるに違いない。「実はメントスにコーラを入れるとこんなことになってってしまうんです!!!!!!」みたいな動画もあれば、「メントスコーラ…まぁ、もちろん知ってますよね。今日はあるものを使ってメントスコーラを超える、超メントスコーラをしたいと思います!」なんてものもあったり、外人が上げてる動画とかだと何度もスロー再生が入っててテレビかよって思ったり、もうだめだ~~~~収集がつかねぇ~~~~。状態です。はい。

 

そんな僕が最初にメントスコーラとの出会ったのは、中学1年生のときだったと思う。

 

その時は今のようなバリバリのインターネット時代でもないし、なんならあんな重い回線で動画なんか見れないし、その出会いは本当にたまたまだった。

 

当時中学1年生の僕は、ペットボトルのキャップでジュースをちびちび飲むのにめちゃくちゃハマっていた。気持ち的には完全におちょこで日本酒、そういう気持ちだった。日本酒を飲んでるふりなんだから、なるべく透明な飲み物であるべきだが、特にディーテールにはこだわりはなく、三ツ矢サイダーなっちゃんオレンジ、アクエリアスと何でもありだった。

 

キャップに表面張力のギリギリまでジュースを注ぎ、こぼれないようにキュッといく。これが最高にクールで、ジュースの味を何倍にも増幅させていた。実際大人になって日本酒を飲むようになってから思うが、こぼれないように一口飲むところまではあってるけど、全部飲んでしまうのは日本酒というようテキーラみたいな飲み方してたな。ショットだな。

 

と、ひとしきりそういう飲み方に飽きてきた頃、また別の飲み方ブームが来る。それは、食べ物との融合だ。季節は夏だったので、ICEBOXに炭酸飲料ぶち込むとか、チューイングキャンディを炭酸に浸してから食べるとかそういうたぐいの行為をしてた。味を楽しむのはもちろん、炭酸飲料にチューイングキャンディを浸した時に、溶けていくそのさまが科学実験のようで興奮を覚えた。

 

中でもメントスとコーラの組み合わせは最高で、いつも半分くらい飲み終えてからメントスを投入してたが、それでもシュワシュワと音を立てて溶けていく。机の上のコーラとメントスが混ざりあって一つになる。それだけでひと夏を終えられるようなそれくらい夢中だった。そして、おそらくメントスのせいで炭酸が抜けてしまうのでコーラの味は台無しになっているはずなのに、通常より美味しく感じた。そんな夏を過ごしていた。

 

そして、本当のメントスコーラに出会うことにある。

 

 その日は、家に誰も居なかった。普段なら机の上にしか食べ物や飲み物を置くことはないのだが、見張りが居ないことを良いことに床に直にコーラやらお菓子やらをおいて、漫画を読みというのび太スタイルで娯楽を楽しんでいた。たぶん、とってもラッキーマンを読んでたと思う。

 

いつもと違うその環境下の中で、何気なくいつものようにコーラをあけて飲もうとしたその時、「あぁ、なんか今日はこの開けたばかりのコーラにメントス入れてみたいな~~」って思った。思ったからにはやらなきゃいけない。思い立ったら吉日だ。何気なく、いつもの軽い気持ちでコーラの中にメントスをぽちゃんといれたら、あああああああああああああああああああああああああああああくぇwtpがわwせdrftgyふじこlp;@:「」

 

 

カーペットべっちゃちゃ、まんがどっぼどぼ、大パニック。

 

それが僕とメントスコーラとの最初の出会いでした。それからというものもう飲み物に食べ物を入れてることはしなくなりました。もう二度と、メントスとコーラはしない…そう誓った、中1の夏でした。

 

そして、時は2020年。

 

今日は本当にやることがなくて、もうまじでなんにもなくてとりあえず朝から銭湯に行ってリフレッシュしたのはいいもののもう予定が何もなくて、、、、

 

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 あまりにもやることがないから、折り紙で鶴を折ってたんですよ。鶴なんて久しぶりにおるもんだから、やっぱ最初は全然うまく折れないんですよね。で、動画とか見ながらあーこうやっておるんか~とか思いながら、一人でもくもくとおるわけですよ。

 

まるで刑務所の遊びだなぁ…

 

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で、そうするとどんどんいい感じの折れてくると思うでしょう?でもそんなことはないんですよね。そこそこのクオリティの鶴がどんどん量産されていくわけです。

 

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底辺の暇つぶしだなぁ…

 

 

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なんてことを思いながら、10羽を超えてきたあたりでなにやってるんだろう…とちょっと虚しくなってくるんです。となると、急になんかこの子達に愛着が湧いてくる。そういう不思議な感情が生まれてくるわけです。

 

そして、目の前にメントスとコーラがあるわけです。

 

じゃあもう、「この鶴たちをコーラの海で泳がせたいなぁ。」そういう結論に至ることはもはや当たり前というか常識というか…みなさんもそうですよね?あの日の誓いを破ってでもやっぱやってやりたいじゃないっすか。人生はリバイバルなんですよ。繰り返して、生まれ変わって、強くなっていくんです。

 

そして、その結果がこれです。

 

 

YouTube


 

 

結論、コーラはこぼれたらすっごい泡出る。

 

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このあとめちゃくちゃ掃除した。。。。

 

fin

ゲゲゲの鬼太郎とnote

どうも、みなさまこんにちわ。

 

はるぎくこです。

 

めちゃくちゃ真面目な記事をnoteに書きましたので、下品な記事は勘弁してください!という方はぜひこちらを。

 

note.com

 

 

ということで、今日は日曜日。もうお正月は終了していて、ただの土日を賀正の余韻に見立てて浸るような休みを過ごしています。

 

昨日だけ仕事だった方も多かったと思いますし、正月とか関係なかった方もいらっしゃるかと思います。皆さまお疲れ様です。

 

なんとかギリギリ息耐えながら最後の休みをしがんでいます。

 

朝からゲゲゲの鬼太郎のアニメを見てたんですが、なかなかえげつな話でした。

私が毎週見てないせいで世界観がよくわからなかったんですが、なんか鬼太郎のツレみたいな女がいてたぶんそいつ霊感があるんですよ。

 

で、そいつが友達の家に遊びに行ったら貧乏神が住み着いてることをツレの女が発見するんすよ。そしたら、ツレの女が友達に「ここにおるからよーみてみ。」と伝えるとなぜかまじで見えるようになってとりあえず鬼太郎を呼び出して、貧乏神に出て行ってもらうように交渉します。

 

貧乏神は自分がいるからこの家は平和を保たれてるみたいなことを主張するんですが、友達の女は全く聞き入れずにヒステリックを起こします。

で、そのあと、ちょっと見過ごしてる間に気付いたら座敷童子に「君の能力は何か私にとって不利益になるような条件はありますか?」的なことを聞いて、座敷童子は「僕はみんなが幸せだったらそれでいいんだぁ」みたいな妖怪とは思えない天使発言をして、その女の子の家に住むようになります。

で、その女の子の家は喫茶店がなんかを経営してて、その日からお客さんはパンパン。大盛況。大儲け!金!金!金!みたいな生活が始まります。

 

で、また見てなかったんですが、気付いたらネズミ男がその家に金庫に押し入って金を盗もうとするんですが、そこで結構なことが明らかになるんです。

 

何かというと、実はその友達のお父さんとお母さんは昔詐欺を働いていたガチ目の犯罪者で、社会的に抹殺されるべきなんですが、なぜか貧乏神が取り付くことで会心させてたという話を貧乏神が話し出します。

 

からしたらまじで大発狂もんで、もちろん発狂してました。貧乏神は娘ができて会心したと思ってたけどあかんかったー。座敷童子もうお前はこの家から出るべきや。的なことを諭すんですが、娘のメンタルはもうゼロなのでその場に落ちていた自分の胴体くらいバカでかいライターで金庫の金を全部燃やします。

 

こんなものがあるからダメなんだ!!!ファイヤーーー!!的な感じですが、こいつまじでいかれてる…と思いました。

 

親も会心したのか「金は全部処分してやり直すよ」というんですが、まじで警察行って欲しいし、現金全部燃えたからもう来年の税金で死亡待ったなしなんですが、その辺は割愛されて最後は座敷童子と友達の女の子がいい感じでバイバイ言って終わりました。

 

メッセージめちゃくちゃ高かったんで、来週もみようかと思ったんですが、来週は「いったんもめんの恋」というまじガチ勢の話だったんで検討することにしました。

 

現場からは以上です。

 

 

 

僕ドラえもんです

新年姪っ子が来て、一緒にドラえもんのアニメを見たんですよ。

 

いつもムスっとした表情のムス子さんというキャラクターが出てくる回で、このムス子さんはなかなかの個性の持ち主で何があってもいっつもムスッとしてて全然笑わないんですよ。

 

全体の話の流れは

・遠足に行く

スネ夫が写真をたくさんとってスライドショーを作ったから見に来ないかとみんなを誘う

・しずかちゃんがムス子さんも誘うけど、じゃいあんとスネ夫が悪態をついてムス子さんは帰ってしまう。しずかちゃんが怒ってムス子さんが来ないなら来ないといい帰ってしまい、のび太ジャイアンスネ夫にムス子さんを連れてこいと言われてなくなく誘いに行く

・とりあえず誘いに行くが失敗してドラえもんの道具を借りて誘うことに成功する(途中、月刊マイナーという雑誌が売り切れていることにがっかりするシーンがあるがのちのちの伏線となる)

・みんなでスライドショーを見るが、ムス子さんに笑顔はなく、のび太は道具を使ってムス子さんを笑わせる

・道具の力がすごすぎてムス子さんの顎が外れてしまい、機嫌を悪くしたムス子さんは帰ってしまう

のび太は道具で無理やり笑われてたことを謝りに行く。その時、実は表情が豊かでないだけで実は笑っていたことに気づき、漫画(月刊マイナー)を貸してもらい仲直り

 

こんな感じの話なんですが、問題はドラえもんから借りた道具なんですよ。

 

ドラえもんの道具って物のサイズを変えたり、増やしたり、空間を移動したり、空を飛んだり、時間を移動したりまぁこの辺は結構夢があるじゃないですか。こういう道具を見てるとやっぱドラえもんっていいなって思うんですよ。少年誌ならではの輝かしさを感じれるので。

 

で、今回の道具は「表情コントローラー」というらしいです。これは何かというと「アンテナを相手に向けてボタンを押すと、電波が顔の筋肉を動かして思い通りの表情になる」というちょっとやば目の思考を持った道具でした。

 

漫画でよくあるのが、相手の心をコントロールしてしまう道具とかよくあるじゃないですか。ドラえもんだと「キューピッドのや」という道具があって、これは相手の恋心を操る道具で、身体のどこかにやをさせば効果が出るんですが、ビジュアル的も天使の矢的な感じなのでハートフルなんですよね。実際身体にやが刺さったまま生涯過ごすことはできませんから。

 

でもこの「表情コントローラー」は違う。「電波で相手の顔の筋肉を動かす」んです。

わかりますか?頭に付けて空を飛ぶとか、風呂敷に包んで時間を戻したり進めたりするとか、そういうのじゃないんですよ。

 

もう一度いいます、「電波で相手の顔の筋肉を動かす」です。

 

しかも発動条件が、「アンテナを相手に向けて」ですからね。

 

キューピットのやであれば相手にやを指すことが必要ですし、こういう相手を操る道具や技って発動条件が厳しいからいいんですよね。ヒロアカの心操くんだって相手に返事させることが発動条件ですから。

 

なのに、「アンテナを相手に向けて」「電波で顔の筋肉を動かす」だけですからね。ほぼ、凌辱の領域ですよね。心だけは許さない的な。心さえ奪ってなければ何やってもいいんですか!?って話ですよ!!!!!

 

ドラえもんってのはもっと夢がある道具があって然りじゃないんですか!?電波で相手の顔の筋肉を動かすってどういうシーンで使う道具なんですか!?なに?にらめっこ?稲垣選手を笑わすときとかに使えばいいんですか!?

 

もっとここから笑ったり、泣いたりできるようなそういう夢を見させてくれよ!ドラえもん!!!おい!ドラえもん?聞いてる?おい!

 

おーい!

ドラえもん

 

あれ?聴いてる?

 

どらちゃーん?もしもし~~?

 

 

 

 

 

 

 

あれれ~~~?どらちゃーん?

なに怒ってる?ドラえもん怒っちゃった?機械だけど怒っちゃった?

あれれれ???

 

 

あれ?

 

 

あひぃ?

 

 

ドラえもん

 

ドラえもん

ドラえもんでしたか。

うひひひ、僕ドラえもん

 

 

 

 

 

 

 

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

fin

プリンを作ったという話

みなさんこんにちは。

はるぎくこです。

 

早速ですが、みなさんプリンは好きですか?

私は結構好きです。

 

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どれくらい好きかというとクラスでは目立つグループではないが、そこそこ男子とも関わりがある中間層に所属していて、黒髪ボブヘアー、年齢17歳、身長158センチ、体重は内緒。家族構成は父、母、弟の4人暮らしで、弟が購読してるジャンプを読んでて約ネバとONE PIECEが好きで、約ネバの実写は普通に楽しみとか言っちゃうような、Twitterは友達用と愚痴・病み用で使い分けてるけどたまに友達用に間違って病みツイートして「大丈夫ー?」とかリプライくれる男友達がいて、そいつは確実にその子のことが好きで、仲のいい友達の由美子からも付き合っちゃいなよとか言われてまんざらでもないけど、本心としては学校に秘密でカフェでバイトしてて、そこで働いている大学生の先輩に密かに恋い焦がれてて、運動神経はそこそこだけど短距離だけは早いせいで運動会でリレーの選手に選ばれて、リプライ男子とは一年生の時リレーの練習をきっかけに仲良くなってクラス離れてからは毎日LINEはしてるけど、やっぱ先輩のことが・・・と思ってた矢先、リプ男から「夏祭りよかったら一緒に行かない?笑」とメッセージが来て、「笑ってなに!もー!」と予防線を張ってきたリプ男にムカついてその日は既読スルーするものの、特に予定もないから結局一緒に行って、なんだかんだ祭りも楽しんだ帰りにリプ男から「俺さ、実はお前の・・・」と切り出されて、え!ちょっと待って!まだ心の準備が!わたしには先輩っていう好きな人がいて、でも別に付き合ってるわけでもないし…リプ男は優しいけど、なんかちょっと付き合うっていうのとは違うような気がして、でもそもそも付き合うって何!?わたし恋とかわかんないよ!ねぇ!わたしリプ男のこと大切だけど、、、だけど…とか妄想してたら「俺さ、実はお前の友達の由美子ちゃんのことが好きでさ」と言われて、ええええええええ!!うそおおおおおおおおんんんんってどんでん返し食らってほんまにその場でひっくり返ってしまう若さゆえにキャラぶれぶれになっちゃうけど、結局リプ男のことが好きなことにその場で気づいてしまうような女の子はいませんか?

 

いませんね。

 

ということで、つい妄想が膨らんでしまいましたが、このように実在しないものは同頑張っても手に入りませんが、プリンはコンビニ、スーパー、あまつさえ専門店などいろんなところで販売されています。今現在時点では。

 

プリンは甘味の中でもお手軽で子供から老人、老若男女に愛されていますが、なぜここまで愛されているのか。もしかしたらヤベェモンが入ってるんじゃないか…バニラエッセンスはほんとは隠語で脱法的なやつじゃないのか…もしかしたらいつか世の中からプリンが消えてしまうかも…

 

手作りプリン🍮作ってみるしかないですね。

 

いろいろ調べた結果、今回はkurashiruで一番楽そうだった調理手順を参考に雰囲気で作っていきたいと思います。※生まれてはじめてプリン作ります。

 

https://www.kurashiru.com/recipes/33a876db-a731-46fb-a9bb-505b3d5d294c?source=yahoo&search_index=1&query&bucket=control&no_one_badged=true

 

まずはたまごと牛乳を用意します。

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次にたまごをかき混ぜて、その中に砂糖(今回は家にあった三温糖となんとなくハチミツを使いました。)、牛乳、バニラエッセンスを数滴垂らして更にかき混ぜます。

 

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すでにプリンの色をしています。

 

ここでとりあえず味見してみましたが、事前にチョコレートを食べていたので無味でした。

仕方がないのでそのままチラッと見えている濾し器(味噌汁を研ぐ時に使ってるやつ)経由で容器に注いでいきます。

 

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注いだら、アルミホイルで蓋をします。

 

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フライパンに布巾を敷いてお湯を注いで、弱火でことこと蒸していきます。

 

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10分経ったら火を止めて、しばらく放置したら完成です。

え?早くない?プリンってこんなに簡単に作れるの?と調子乗ってましたが

カラメルを作り忘れてたので作成します。

 

手順はいたってシンプルで、砂糖を煮詰めてカルメラ色になってきたら水を入れて完成だそうです。ふむふむ。なるほど。

三温糖ってもともとカルメラみたいな色してるからよくわかんないっすね…。

 

とりあえず煮詰めて(間違えて最初に水も入れた)味見しようとして、指を突っ込んだら普通に火傷しました。あまりの無能さに煮詰める作業を断念したので、ほろ苦くなくただ甘いだけの砂糖汁ができましたが、便宜上カラメルと呼びます。

 

カラメルを注いで…あああああああ!

 

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固まりきってなかったのでソースが中に入っていきました。もう後には引けないので、予熱を信じてしばらく放置したのち、冷蔵庫に掘り込みました。

 

〜〜〜〜数時間後〜〜〜〜

 

実食。

 

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 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

こりゃおいしいぞー!!

 

固まり切ってなかったのが功を奏して、ひびょーにぷるぷるな半生状態のプリンが出来上がりました!食べ進めると中にカルメラが入っており、まさにおまんじゅう状態。あれ?プリンなのにおまんじゅう?私が食べていたのはおまんじゅう??あれ?あれれ?あれれれ???あえ?あ?はえ

 

https://youtu.be/EgUxuFpB3qo

 

 

はい。ということで、とくにやばいものを入れなくても十分に美味しかったので、プリンは安心安全です!みなさんもご自宅でお気軽に作ってみてください。

ということでなぜか身体がびしょびしょになったので、もう終わりたいと思います。

 

南無三!

僕たちは何を見て、何に応え、何を信じて生きていくのか

エレベーターホールに着くと同じ会社の人が数人エレベーターを待っている。

 

誰にいうわけでもないその集団に向かって声をかける。

 

「おはようございます」

 

大きくも小さくもなく、抑揚もほどほどに感情も対して込めずにその言葉は喉の振動を経て、口から目の前のなんでもない世界に飛び出していく。放たれた言葉を受けてそこにいる人々はまた誰に言うわけでもなく脊髄反射的に負けず劣らず「おはようございます」とつぶやくのだ。

 

いったいどこでどうやって交差したのかもわからない。もしかしたらそれは平行線上に伸びるパラレルワールドのように一生交わることはないかもしれない。

 

「木を見て森を見ず」

 

全体を見ずに一部の事象だけにとらわれる様を指す。目先の利益ではなくその先を見ろとかそういうたぐいの意味としてとってもらってもいい。

 

曲がりながらも一端の社会人として働いていると「全体を見ることが大切だ」と言われることは多々ある。ほんとに多々ある。なんならそれをいった奴が勝ちでそれ以外は負けといった雰囲気すらある。それくらい物事を俯瞰的に捉えて、目先にとらわれないことは大切だ。

 

 

 生きてるだけでマウントを取り続けないといけないのはとても疲れる。会社員とはそういう生き物で、会社の利益を上げるより自分の評価を上げることのほうが実は極めて大切という悲しい生き物だ。

 

 

 

社会人になってもう数年立った。

 

インターネットの爆発的な成長と共に、グローバル社会化になってきたと思う。この数年で外国人労働者は爆発的に増え、もう市内の飲食店でベトナム人が注文をとってきてもなんとも思わなくなった。むしろ多少ぶっきらぼうな接客が逆に心地良いとさえ思うときもある。

 

時にあのこちらをじっと見てくる瞳に吸い込まれそうにもなる。彼はなぜこうも強く僕のことを見てくるのだろう。あんなに見られたら焦る。焦って豚丼と豚汁なんて間抜けな注文をしてしまう。しまった、豚がダブってしまった。

 

しかし、僕が思っていたグローバル社会と少し違う。僕の中のグローバル社会は、あくまでも日本人が国を飛び出して海外で活躍したり、その逆だとしても英語をしゃべれないとコミュニケーションが取れない。それくらい英語という言語には他を寄せ付けない圧倒的な神話性があるとさえ思っていた。

 

しかし、蓋を開ければ未だに英語が全く喋れない自分がいる。それどころか日本に来た外国人が日本語を喋っている。全く予想していなかった。あまりにも英語ができなさすぎて、きっとホワイトカラーの仕事は多分無理だろうと諦めていた僕がサラリーマンなんかやってたりする。人生なんてほんとにわからないもんだ。

 

別に英語が嫌いなわけではなったがどうも脳みそがその言葉を意味をスペルを覚えることを拒み続けていたのだ。

 

エレベーターに乗り、ぼんやりと増えていく数字を見ながらふと中学の担任を思い出した。

 

担任は英語教師だった。まだ20代かそこらで、美人で英語の発音がキレイだった。てんで英語ができなった僕だけど、発音だけはなぜか自身があって先生はいつも褒めてくれた。本当はただ滑舌が悪いだけだったのに、嘘かホントか褒めてくれた事実、それが妙に嬉しかった。

 

僕の英語の点数が20点だった時も流暢な発音で「so bad」といって叱ってくれたが、その意味を理解するまでにそれなりの年月が必要だった。その時は新しいチョコバットの種類かと思った。アイス味かな!おいしそう!とかそんなことを思っていた。先生ごめんなさい。

 

彼女の授業では、教科書の内容以外にも隣の席の人同士で英語で会話するトーキングの授業があった。内容はいたってシンプルで、今日の調子はどうですか?と聞いて「まぁまぁです」とか「元気です」とかそういうことを日本語でなく英語で答えるといった内容だ。

 

もちろん模範解答は用意されており、大抵の生徒はその中から気分に合わせて選択し会話する。実際には、英語で会話するというよりは暗記した文言をそれっぽく発しているだけなのだが、それでも普段慣れていない言語で意思疎通を図る事が気恥ずかしかった。隣の席の女子と日本語ですらギリギリでしか会話ができないのに、英語だとその恥ずかしさは更に増した。

 

なまじ発音がいいなんて乗せられてた僕はさぞ気持ち悪かっただろう。「アィンファイン!テンキュッ!」とか元気に言ってたに違いない。ガリガリでちびだった僕は少しだけ知能のあるゴブリンに見てたかも知れない。

 

まぁ、壊れたファービーみたいなやつはさておき、本当に英語が達者な生徒たちは、通常のコンテンツだけではなく自由に先生と英語で会話するというネクストステージがあった。ただこれには、なにか基準があるわけではなく、喋ってみたい人がチャレンジしてるだけでようは本人のやる気次第だった。ただ、本能的に僕は一生行けないと思ったし、案の定一度も行けなかった。失敗するのが恥ずかしかった。

 

ただこれだけは僕だけというわけではなく、クラスの大多数はネクストステージに行かなかった。みんな僕よりテストでいい点とってるのに皆その一歩を踏み出すことはなかった。クラスの交換日記に自作の詩を書いて載せていた僕でさえ、恥ずかしいと思うのだからそれは仕方がないことだろう。

 

しかし、チャレンジしている人たちは本当にすごかった。僕が知らない英単語で、文法で、会話どんどん成立していく。魚市場で行われているセリのようでもあったし、濁流の終着地点、怒号をあげる滝のような勢いもあった。それがあんまりにもすごい速度で進んでいくので、もしかしてどっちも本当は適当に喋ってるだけなんじゃないか?とすら思った。タッカラプト・ポッポルンガ・プピリット・パロ、多分そんな事を言ってた気がする。

 

結局、その後も英語という言語に対する苦手意識は結局拭えなかったし、今でも英語を見ると読み間違えると恥ずかしいのでなるべく読むことを避けるし、どうしてもという時は読み方を調べたりする。もうどれを間違えたら恥ずかしいとかそれすらわからないのだ。

 

この授業にはルールがあった。それは相手と目を合わせて会話するということだった。恥ずかしくても相手の目を見て英語で喋りなさいと先生は私達に言い続けた。

 

英語という言語は、主張に近い。日本語のような難解に言い回しが少なく、大変わかりやすいらしい。そういう言語を扱うのであればやはり態度もそうであるべきだという考えだと思う。しかし、それは言語の枠を通り越して対話の基本を我々に伝えてたのだと思う。

 

相手を知るという行為の中で最もシンプルでかつ、感覚的で独特なニュアンスまで感じ取れるのが会話だ。少なくとも初対面相手に失礼な態度を取らないようにするためには、声が小さかったり出なくても目くらいは合わせるべきだ。それだけでも印象はだいぶ変わる。これから来るグローバル化に向けてせめて態度だけでも学んでおきなさい。きっとそういうメッセージが隠されていたのかも知れない。

 

そう思うと、僕が不本意ながらも豚丼と豚汁を頼んでも顔色ひとつ変えなかったベトナム人店員は、やっぱりグローバル化した未来の1つなんだ。

 

彼らも不安なんだ。そりゃそうだ。都会の飲食店なんて馬鹿ほど忙しい。ヤバイ客もいるだろう。それでも彼らはめげずに一生懸命に働いている。言葉が通じない。その不安はきっと計り知れないほどだ。暗い闇の中を手探りで歩くような心細さもあれば、敵対する群衆に向かい説得するときのような恐怖もあるだろう。

 

あの吸い込まれそうな瞳は、この世の中をちゃんと前を向いて生きていく。そういうメッセージが込められているのかも知れない。

 

僕はあの時、ネクストステージに行くべきだった。恥を掻きたくないプライドを捨て、闇より深い不安を背負ってでもだ。そう思うと無性に悲しくなってきた。挨拶なんて簡単なこと当たり前にできると思っていたのに、実は全然出来ていなかった。木を見て森を見ずだった。

 

 

挨拶はした相手の心としっかり向き合うべきだ。本当は一人ひとりと挨拶をしたほうがいいとは思うが、それもTPOが大切だ。今この場で、全員に挨拶をするのは、かなりの危険人物であるだろう。

しかし、惰性ではだめだ。だからこそ声量ではなく気持ちを込めるべきだ。それは全ての基本でもあり、本当はとても簡単で、僕らが生きていく中で1番大切なことでもある。

 

気を取り直して僕は改めてみんなに向かって挨拶をした。 ここは少し気取って英語で噛ましてみよう。先生!僕は今、あなたに教わった言葉で一歩を踏み出しましたよ!!

 

 「goodmorning!Everyone!」

 

 

 

 

 

エレベータを待っていると、死んだ目の同僚がぼそぼそと「おはようございます」と言って自動ドアから入っていた。こいつはいつもこの調子だから、いつ変なことをしでかすか不安なんだよな…くわばらくわばら

 

なんてことを考えるとその同僚は、エレベーターを待つ我々の前に陣取りこっちを振り返って突然「軍のモーニング、エビフライ!」と叫び始めた。

 

なんだ?こいつ右か?右だったのか?だとしても朝食って言えよ。こええええええ

あまりの恐怖にこの後警察を呼びました。

 

 

 

とにかく突然人は発狂したりするんでみなさんも気をつけてください!

 

 

fin